無題

4日、ロシア軍は首都キエフから南350キロに位置する欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所を砲撃、占拠しました。攻撃は午前1時ごろに始まり、3時間以上も続き、その間、消火活動が出来ませんでした。(こちら)原発に対する攻撃は国際法で禁じられた危険行為。主要7カ国(G7)は同日夜、「原子力施設に対するあらゆる武力攻撃や武力による威嚇は国際法の原則への違反に該当する」との共同声明をまとめました。(こちら)幸い原子炉自体に被害はなく、放射能漏れもないようですが、間違いがあれば被害はチェルノブイリの10倍にも及ぶと言われているだけに、ロシア軍の異常行動は度を越しているとしか言いようがありません。ていうか、ロシアって馬鹿?

多くの人がプーチンの目的はウクライナに傀儡政権を打ち立てようとしていると考えていますが、そうではないという意見もあります。(こちら)ただ、私が耳にした中でもっとも危険な可能性は、ウクライナ自体をこの世から抹消し、何もない緩衝地帯にしようしている、という考え。(テレビで筑波大の中村逸郎という先生がそれらしいことを言っていた。私の聞き違いかもしれないけど。)

つまり、ウクライナに国はいらない、人もいなくていい、人のいない、あるいは入れない不毛地帯を作り出すという考えです。そのために、ロシア軍は原発が必要ということです。普通ならあり得ない話ですが、ウラジミール君は何でもありなので、現実味があって怖い。

そんな中、ロシアの市民は反戦デモを繰り広げていますが、政府の締め付けは増すばかりです。FacebookとTwitterを閉鎖し(こちら)。虚偽報道禁止法を制定して情報統制に乗り出しました。逮捕されれば最大15年の禁錮刑です。(こちら

現在、ウクライナからの難民は120万人を超え、その半数以上がポーランドに避難しています。そして日本も難民の受け入れを決定しました。この状況では、そうした決定も当然かもしれません。(こちら

私の知らない人ですが、タレントテレンス・リーという人が日本のSNSユーザーはこうした世界情勢に無関心、メディアに登場するコメンテーターはこの危機的状況を理解していないと批判しています。(こちら

確かに、日本のメディアではウクライナ人はウラジミール君が死ぬまで国を離れているのが良いとか(こちら)、さっさと降伏すべきだったなんで話も。(こちら)これは、日本が侵略されたらさっさと降伏しなさい、国外に逃げなさいという考えです。でもねぇ、侵略した国の元首が代わったら、平和な時代がやってくるなんて、あると思う?

世界がウラジミール君の狂気を目の当たりにしているのに、中国ではパラリンピックが開催されています。そして、一度は出場が許されたロシアとベラルーシの選手は出場禁止となりました。(こちら)のんきにスポーツ大会やること自体は理解できませんが、国際情勢で選手が出場禁止になったりすることは私の理解を超えています。だって、スポーツ選手って、国際情勢とか関係ないんですから。(こちら

ウクライナが終わったら、次はバルト3国と言う話も。(こちら)今回の侵攻が成功すれば、同じ方法でどこでも盗れると思うのは当然でしょう。北海道、というのもあるかもしれない。(こちら)そんな時、政府はさっさと道民を本島に受け入れて、ロシアにどうぞお取りくださいというんでしょうか?

ロシアは北方領土の主権主張を「永久に忘れた方がいい」と言っています。(こちら)盗られたら、取り戻すのは...無理かも。

日本に軍事大国になってほしいとは思いませんが、上陸を阻むくらいの力は持ってほしいです。(こちら

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